山行日:2018年2月24日(土) 投稿:わっきー 写真:かんちゃん
熊野古道小辺路ルートで、十津川から本宮に向かうときに越えるのが果無峠。峠をはさんで東西方向に果無山脈が連なっています。今回歩いたのは、山脈の東部のほんの一部の区間だけ。それでも、落葉した木々の優しい佇まいの中を気持ちよく歩くことができました。
登り始めたのは熊野萩バス停近くにある登山口。思いのほか踏み跡はしっかりしていて、ウグイスの声を聞いたりしながらまずは百前森山をめざしました。百前森山の頂上は樹林に囲まれ展望はありませんが、広々としていて、山名の由来となった百人の侍が膳を並べて酒盛りをしたという説にうなずきたくなります。
百前森山から一旦コルまで下ると、あとは果無の主稜まで登りの連続です。果無主稜まで来ると、雪が残り、吹き抜ける風も冷たくなります。雪が残る山は白く輝き、その清楚な美しさに思わず歓声を上げました。トレースの無い雪の上を一歩一歩踏みしめながら東へ進み、石地力山、果無山を経て下っていくと果無峠です。
峠からは南へ熊野古道小辺路ルートを下り、八木尾から国道を歩いて出発点まで戻りました。一日中快晴で、心も晴れやかな山行でした。