山行日:2018年3月11日(日) 投稿:わっきー
昨秋計画したものの台風の影響で中止になり、今回は再計画です。
小辺路(こへち)は、高野山と熊野の両霊場を最短距離で結ぶ熊野古道です。しかし途中には標高1000m以上の峠を三度も越えるほど、熊野古道最大の難路と言われています。
今回は第二回目として、野迫川村の大股から伯母子峠を越えて十津川村の五百瀬(いもぜ)までの区間を計画しました。途中、古道は伯母子岳を巻いていますが、せっかくなので古道から少し外れて伯母子岳(標高1344m)にも登りました。
小辺路を日帰りで4回に分けて計画するのに必須なのが、車の確保です。バスの本数が少なく、頼ることはできないのです。到着地に車をデポして出発地に向かうのですが、今回の計画が一番難しいと思っています。大股と五百瀬の直線距離は10kmほどですが、山間地で道路が少なく、かなり大回りしなければなりません。実際、歩いている時間よりも、車に乗っている時間の方が2時間も多くなってしまったほどです。
しかし、苦労しただけのことはあります。車が通る舗装された道路を歩いたのはほんの十数分だけで、あとはほとんどが山道歩き。落葉して明るい木々の間を、早春の息吹を感じながら軽快に歩くことができました。
今回は他の行事が重なってしまい、参加者は少なくなりました。車があと1台必要なこともあり、急きょ、会員ではありませんが私の先輩のOさんとTさんにも参加していただきました。ともに70歳代の方ですが、歩く力は衰えを感じさせません。とてもお元気です。