山行日 2019年 4月11、12日
降水が太平洋側と日本海側に分かれる境界は中央分水嶺と呼ばれています。その分水嶺を歩く道のひとつが余呉トレイルです。
余呉トレイルは、地元の熱心なグループの方々が整備を進めてくださっていますが、まだまだ藪こぎが必要な部分が多いようです。
4年前、夜叉ヶ池から三国岳へ登ったときは、屈強なササ藪に苦しめられました。背丈を超える太いササなのでかき分けるのも大変で、雪山でのラッセルのように、なかなか前に進めませんでした。かき分けたつもりでもまだ残っているササが体に当たり、とくに足はあざだらけになりました。
今回のルートは、そのときほど強烈な藪こぎはありませんでしたが、幅が広い尾根筋のところでは、何度も地形図を確認しながら、慎重にルート維持に努めました。
高島トレイルと同様、余呉トレイルもブナ林が見事です。標高の低いところでは、まだ数は少ないですが、芽吹きが始まっているブナもありました。新緑のころには、さぞ美しい光景が連続することでしょう。
投稿者 わっきー