いつ:
2016年2月27日 全日
2016-02-27T00:00:00+09:00
2016-02-28T00:00:00+09:00
どこで:
天満橋
日本
〒540-0032 大阪府大阪市中央区天満橋京町1 天満橋駅
《熊野古道を歩く旅(全755km)が始まりました》
平安時代、上皇や貴族らは京都を出発して淀川を船で下り、現在の天満橋で上陸して陸路をたどって熊野三山に向かっていました。今回は、まさにその陸路のスタート地点から歩きます。スタート地点には、八軒家船着場跡を示す小さな碑があります。
市街地歩きになりますが、意外な史跡が点在していたり、また、昔ながらのうだつをあげた町家も何軒か残っていたりします。是非、ご参加ください。

<日 時>
2月27日(土)

<集 合>
午後1時  京阪・天満橋駅1階
京阪シティモールのみずほ銀行前に集合
(各自で昼食を済ませてから集合)

<コース> 
天満橋…坂口王子伝承地…四天王寺… 阿倍王子神社…万代池…住吉大社
(歩行距離:約12km、3時間)

<持ち物>
特に必要ありません。手ぶらでも歩けます。

<地 図>
概略市街図は当日の集合時にお渡しします。

<レベル>
体力:A  技術:A

<締切り>
2月21日(日)

<担 当>
大西、脇阪

◇総延長が755㌔あるといわれている熊野古道。その《熊野古道を歩くシリーズ》を始めたいと考えています。
・偶数月の土曜日に実施を目標にしたい。
・宿泊を伴うこともあります。
◇担当は、大西、脇阪の二名でスタートしますが、希望者があれば、担当グループにどしどしご参加ください。

<あしあと>
〈日 時〉
平成28年2月27日(土)
〈参加者〉
脇阪・日高h・日高実・吉田・辰巳・藤澤・田代・吉村八・天野・杉村・森安・後藤・井川・河本・樽井(阿部王子神社から参加)・大西 計16名
〈コース〉
13:00天満橋駅-13:38坂口王子-14:26四天王寺-15:15阿部王子神社-15:38万代池-15:55住吉大社

昨年末、脇阪さんと「熊野古道一つひとつを繋いで、全熊野古道755kmを歩いてみましよう」と話し合った。泉州労山のプランにも入れていくことにも意見があい、2月から基本的に偶数月・土曜日に実施という方向で企画がまとまった。この全熊野古道は755km、紀伊路・中辺路・小辺路・大辺路・伊勢路・大峯奥駈道をこまめに歩いていこうということである。私は今67歳、どこまで歩けるか分からないが是非挑戦・走破してみたい。
2月27日、天満橋駅前に15名が集まり(阿部王子神社で樽井さんが合流)、第1回目の熊野古道の旅が始まった。この天満橋が熊野古道の出発点、平安時代の貴族たちは、京から船で淀川を下りって天満橋に上陸し、ここから歩き始めたのである。以下、寄り道の要所をメモ的に振り返ってみた。
八軒家船着き場跡 天満橋駅の北側に八軒家船着場跡、その碑に江戸時代頃の様子を描いた船や問屋の姿が見られた。この日はここから南へ歩いていく。
熊野街道の石碑・石標 要所要所に石碑や石標が現れる。街なかを歩くのでルートファイディングは難しいと思ったが、この標識で終わりまで無難に歩くことができた。この日のルートはほぼ南下していく。
窪津王子跡 ビルの谷間にひっそり建ち、探すのに少し迷った。熊野詣での際に、舟を降りて最初に参詣する第一王子と呼ばれる窪津王子社がここにあった。歩いていて下り坂の多いのに気づき、街道は上町台地の西端の地形を知った。
*熊野九十九王子は、12世紀~13世紀にかけて、皇族・貴人の熊野詣に際して先達を務めた熊野修験道の行者が祀った熊野本宮大社に対する支社(神社)のことで、熊野古道に間を置いて1社ずつあります。なお、王子と云うのは、大峯山等で修行を行う行者を守護する神仏が、童子(王子)の姿で現れることが多いので、祀られている神のことを王子と云い、また、九十九とは、実際の数のことでは無く、「数が多い」という意味ですが、実際、最盛期には、100 近くの王子(神社)がありました。
朝日神明社跡(坂口王子伝承地) 南大江公園の中の西奥に朝日神明社跡があり、ここも王子の一つ、坂口王子の伝承地とされている。気を付けて歩かなければつい見落とすところだ。
四天王寺 四天王寺は聖徳太子が建立した七大寺の一つ。古風な五重の塔とハルカスのビルとの対比がなかなかいい。境内は広く、正門からは当時、海が見渡せたとか。ここから西方浄土の方向、夕陽の沈む海に向かって、熊野古道の上皇たちも拝んだと言われている。このあたりの「夕陽丘」という地名の由縁も納得。
阿部王子神社 雑踏の天王寺駅からあべの筋を南へ、松虫通から細街路に入ると阿部晴明神社が現れ、そのすぐ南が阿部王子神社。大阪府内の九十九王子で唯一、旧地に現存している王子とか。決して広くない境内は、私たちでいっぱいになった。
住吉大社 時々、チンチン電車で人気の阪堺電車と並走、南海高野線と交差する辺りから、住吉大社例祭関連の看板が現れ、大社が近いことを知る。住吉大社の裏門から境内へ、大勢の参拝者でにぎわっていた。住吉大社の反り橋で記念写真を撮り、この日の解散となった。

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