山行日:京大坂道 3月22日  大峰道 4月9日  投稿者:K.W

◆京大坂道‥‥‥南海高野線・学文路(かむろ)駅~千石橋~不動坂女人堂
江戸時代には最も多くの参詣客で賑わったと言われるルート。
不動坂は、今回、4年前に復元された旧ルートを登る。
歩行時間:約4時間30分(休憩を含む)
◆大峰道‥‥‥奈良交通・小代下(こだいした)バス停~天狗木峠~奥之院
弘法大師が最初に高野山に入った道と言われるルート。
歩行時間:約4時間50分(休憩と陣ヶ峰への時間を含む)
*バスはJR五条駅前から乗車〔十津川温泉行き〕本数が少ないので要確認

次の和歌山県のホームページ http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/130300/nanakuchi.html   に、高野七口(高野山に通じる七つの道)の歴史紹介やルートマップがあり、とても参考になります。このルートマップと国土地理院の2.5万分の1地形図の両方を見ながら、友人と歩いてきました。

どちらのルートも、舗装道歩きが多いです。
京大坂道は、ルートがややこしい所には地元の方が作ってくださった道標があったりして、分かりやすかったです。
大峰道の方は、道標やテープがまったくありません。集落の中などは和歌山県ホームページのルートマップが役立ちます。
大峰道で、ちょっと間違いやすいなと思ったのは天狗木峠への登りです。県道から離れて山道に入るのですが、登り始めてしばらく行くと、道が2つに分かれます。左(川の右岸)の方が幅も広くて歩きやすい道なのですが、道が崩れていて不安を感じる右(川の左岸)の方が正しいルートです。国土地理院の地形図上でも川の左岸なので、地形図で確認していないと、間違ってしんどい思いをすることになります。(県HPのルートマップでは分かりにくい)
天狗木峠の近くに一等三角点の陣ヶ峰(標高1106.2m)があるので、寄り道をして登ってみました。西方向の展望がよく、高野山の寺院の一部も見えました。
〔京大坂道の写真から〕
2016.03.22 大師の硯水・澄み切ったきれいな水
大師の硯水‥‥弘法大師が村人に硯の水を求めたとき、水場が遠い不便さを察し、地面に杖を突き刺した。すると清水が湧き出したという言い伝えが残っている。
〔大峰道の写真から〕
2016.04.09 野川弁財天
野川弁財天‥‥弘法大師が大峰山から水の珠を持ち出し高野山に向かったところ、野川弁財天がその珠を取り返そうと追いかけたが、取り返すことができなかったという言い伝えが残る古社。
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